近畿支部主催 システム監査体験セミナー(入門編)開催結果について

近畿支部主催 システム監査体験セミナー(入門編)開催結果について

会員番号01345 広瀬克之

近畿支部では、2013年6月22日(土)、常翔学園大阪センター(西梅田)を会場として、システム監査体験セミナー(入門編)を開催しました。
10時から17時までの1日コースで、スーパーマーケットに対するシステム監査のケーススタディを主な内容として、13名の方にご参加いただきました。

●講義 & チェックリスト作成semi2013-01
最初にセミナーの説明やスタッフ及び受講者の自己紹介を行った後、「システム監査概要」の講義を行いました。
その後、本日のケーススタディで学習する内容を監査手順に従って説明し、受講者を4チームに分けて、インタビュー項目の洗い出しを行い、チェックリストをまとめていただきました。

 

●インタビュー & 監査報告書作成 & 監査報告会semi2013-02
午後からは、作成したチェックリストを用いて、店舗営業部とシステム課それぞれのキーマンに対するインタビューを体験いただきました。
インタビュー後は監査結果を監査報告書にまとめ、監査依頼者にあたる監査室長およびインタビューに回答した現場キーマンに対してチーム単位で監査報告していただきました。本セミナーではチェックリスト作成から、監査報告会までをロールプレイで体験いただきましたが、いずれの監査チームとも、監査室長以下からの質問・反論に対して適切に回答されていました。

 

●監査エピソード
ケーススタディの合間にセミナースタッフの監査経験を基にしたエピソードを紹介しました。1回目「コンサルタントの同席」、2回目「報告書の記載内容」というテーマで、短い時間ですが、受講者にとっては、今後監査に何らかの関与する際に、有益な内容であったと思います。

 

受講されたお二人から感想文を頂戴しました。


セミナーでは大変お世話になり、ありがとうございました。
監査の意義や方法の講義、インタビュー形式の実践と、短い時間に一連のエッセンスが凝縮されており、また受講生とほぼ同数という沢山のスタッフの方にサポートして頂き、事前知識の無い私でも、楽しく参加することができました。
体験型のワークショップは、セミナーの醍醐味でした。管理基準に沿って現場から情報を汲み上げ、報告書として纏める重要性と難しさは、講義だけでは得られないものだと思います。
業務でITを構築している側が、監査側の視点を知ることはとても有意義です。同僚や同業者にも勧めたいと思います。(Y.F)


監査の実践への理解を深め、営業活動に役立てたい。シンプルな動機で体験セミナー(研修)に臨んだ。場面設定が工夫された教材は助けとなった。問題点から仮説をたて、どのような監査基準項目でチェックポイントを設定するか。具体にどのような質問で言葉を引き出すか。研修での監査チームとしての共同作業で、インタビュー結果(調書)から報告書を作成することの奥深さ。研修は良き経験となった。企画、開発、運用、保守のシステムライフサイクルおけるシステム監査の意義は依然高い。ITガバナンスの強化に資するべく、今後に活かしてゆきたい。
末尾で恐縮ながら、お世話になった監査チーム各位、並びに準備運営を頂いた事務局各位の御協力御尽力に厚く御礼申し上げます。(永井克則)


今回受講されたみなさんは、多くはシステム監査の学習になじみが薄い方でしたが、システム監査を体験するうえで有益であったとのアンケート結果をいただいています。また、スタッフサポートがよかったというご意見や、タイムマネジメントをもう少ししっかりするように、というご意見もいただきました。これらを参考に今後とも、より良いセミナーが提供できるよう努力していきたいと考えています。
以 上